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履歴書パート別解説:職歴欄(多い社歴/少ない社歴)

社歴が少ない人の場合

 

社歴が少ない、つまり転職回数が少なくて経験している会社数が少ない人は、一般的に言って転職市場では高く評価されるキャリアの持ち主です。

 

履歴書の技術・その道一筋|幸せなサラリーマン講座

同じ会社に長く勤める人は、組織への忠誠心が強く、また忍耐力があったり一定の社交性を持っていると考えられるからです。

 

また、転職が少なくて同じ仕事を長く続けていれば、業務スキルのレベルも自ずと高くなるということもあります。

 

ただ、履歴書の職歴欄に限れば、あまりにスペースがスカスカだと、逆に何か寂しい経歴のように感じられかねません。

 

せっかくスペースに余裕があるのですから、情報を追加して有効にアピールをしておきましょう。

 

履歴書・職歴欄|幸せなサラリーマン講座

 

配属部署や担当業務の内容はもちろん、昇進履歴や異動、ある程度の業務実績についても書くことができるでしょう。

 

なお、上図では入社・退職と異動・昇進などが同等のレベルで記載されていますが、社歴が多い人と見間違えられないように、下記の「社歴が多い人の場合」のように、記載の仕方を区別した方が良いでしょう。

社歴が多い人の場合

 

履歴書の技術・転職が多い人|幸せなサラリーマン講座

上記と逆に、社歴が多い、つまり転職回数が多くて経験者数が多い人は、一般的には転職市場でのキャリア評価は低くなります。

 

(あくまで一般的な傾向であり、単純に転職回数と評価が反比例するわけではありません。転職の中身によっても当然違ってきます)

 

明確な線引は難しいですが、ひとつの目安を言えば、転職回数5回を越えると評価は厳しくなることは否めないでしょう。

 

過去の転職回数自体は変えようがありませんが、記載の仕方によって読み手の印象をある程度コントロールすることは可能です。

 

履歴書・職歴欄|幸せなサラリーマン講座

 

まず、できるだけ職歴欄を1枚目に収めるようにしたいところです。
職歴欄が2枚目にまたがると余計に転職回数の多さが目立つからです。

 

次に異動や昇進の記載方法です。

 

すでに転職回数が多いところに、社内での異動や昇進の履歴を入社・退職と同等に記載すると、両者が混同されてますます「出入りの激しい人」という印象を与えてしまいます。

 

ですから、上図のように異動や昇進等については、年月欄を使わずに記述欄に年月をカッコ書きで記載することをお勧めします(カッコの位置は文頭でもかまいません)。

 

もっとも、転職回数が非常に多い人の場合は、そもそも異動や昇進について記載するスペースが足りない可能性が高いでしょう。

 

1社ごとの会社情報や配属部署・担当業務の情報も、スペースに応じて調整する必要がありますね。

 

転職回数はごまかせるか

 

私のコンサルティングの受講者の中にも、経験社数が10社を超えるような人もいます。

 

さすがにそうなると転職回数の多さは歴然としていて、どう工夫してもキャリアへの評価がマイナスになることは避けられません。

 

その場合、「何とか転職回数をごまかすことはできないだろうか」「少し省略してはダメだろうか」と考えたくなるのが人情です。

 

履歴書の技術・虚偽申告|幸せなサラリーマン講座

最近では個人情報保護も浸透し、雇用保険や社会保険の履歴を第三者が知ることは難しくなっています。

 

しかし、企業がお金をかけて調査すれば過去の経歴は調べはつきますし、思いがけないルートからバレてしまう可能性もあります。

 

もし虚偽申告がバレてしまった場合、それを理由に解雇されてしまう可能性もありますし、解雇されなかったとしても、その後の会社での立場は非常に厳しいものになってしまうでしょう。

 

虚偽申告にはそれだけのリスクがあるということを肝に銘じる必要があります。

 

虚偽申告によって転職回数を減らすよりも、「社歴の一部をまとめる」方がはるかにマシです。

 

たとえば、短期で辞めた会社が何社かあった場合など、「○年○月~○年○月 店舗販売3社に勤務」のように一括して記載してしまう方法です。

 

その場合も転職回数が多いことは変わりありませんが、職歴欄全体がスリムになって圧迫感が軽減しますし、重要な経歴部分にスペースを回すこともできます。

 

また、事実を書いているので虚偽申告に伴うリスクはありません。


ブランディング転職術


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