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履歴書パート別解説:志望動機欄(実践編)

志望動機は会社ごとに作るのか

 

上の表題を見て、「当たり前じゃん」と思った方が多いと思います。

 

確かに、志望動機というのは「なぜその会社に応募したのか」を説明するものですから、応募先の会社に合わせて書くべきものです。

 

しかし、「ゼロから全てその会社用に書き起こすべきか」と言えば、私の答えは、「NO」です。

履歴書の技術・志望理由をゼロから個別対応?|幸せなサラリーマン講座

 

その理由の1つは、作業負担の問題です。

 

1社ごとに企業研究を入念に行い、その上でじっくり文章を練り上げるのが理想かもしれません。

 

しかし、そのやり方では、1社に応募するのに相当な時間がかかり、応募の件数を伸ばすことは難しくなります。

 

一本釣り漁法と投網漁法」のページでも書いたように、現在の就職・転職市場は、「少数の応募先に狙いを絞って確実に仕留める」という応募活動が難しくなっています。

 

  • あなたのキャリア評価の高さはどれ位か
  • 就職までにどれくらいの時間を掛けられるのか
  • どのレベルの企業・条件を狙うのか

 

などによっても違ってきますが、成果を出すためには一定の応募ボリュームを確保することが先決と言えます。

 

 

もう1つの理由は、作業精度の問題です。

 

その会社・求人にフィットした志望動機にするための情報源は、主に求人の募集要項企業サイトの内容でしょう。

 

しかし、それらの限られたオープンな情報から、採用側が本当に求めている人材重視する条件などを、正確に読み取ることができるのでしょうか。

 

おそらく難しいでしょう。

 

であれば、そうした限られた情報を元に時間を掛けて書き上げた志望動機が、手間に見合った成果を得られる保証は無いのです。

志望動機の作成はセミオーダーメイドで

 

以上のことから、志望動機を会社ごとに「オーダーメイド」で作成することは、現実的ではないでしょう。

 

履歴書の技術・志望理由を使いまわす|幸せなサラリーマン講座

かと言って、完全に同じ志望動機を使いまわすこともまた、非現実的です。

 

実際には、共通のベースを使いながら、部分的に「その会社ならでは」の要素を入れる「セミオーダーメイド」のスタイルがベストだと思います。

 

このセミオーダーメイドの考え方は履歴書の志望動機欄だけに当てはまることではありません。

 

職務経歴書等その他の書類でも同様であり、個別対応の要素を含めながら、最小限の労力で書類を仕上げて応募を行うことを目指すのです。

 

※誤解の無いように補足すると、上記は「書類作りの手を抜く」ということではありません。ベースとなる書類は、準備作業の中で時間をかけて徹底的に作り込み、あなたの良さが存分に伝わるようにします。その上で企業ごとの個別対応にはあまり時間をかけない、ということです。

 

志望動機の3つのポイント

履歴書の技術・志望理由の3つの要素|幸せなサラリーマン講座

 

それでは、具体的な志望動機の内容についてお話していきましょう。

 

志望動機に含めるべきポイントは、次の3つです。

 

  • 経験(これまでの経験やキャリア)
  • 理由(その会社を選んだ理由)
  • 貢献(入社してからどのように貢献できるか)

 

この3つについて、自分の言葉で書けば良く、順序は上記の通りでなくてもかまいません。

 

履歴書の技術・志望理由|幸せなサラリーマン講座経験

 

過去のおよその経歴について理解してもらったり、身につけてきたスキルなどのウリを伝えます。

 

あなたがある会社・仕事を志望するのは、当然過去のバックグラウンドがあってのことですから、志望動機を説明するためのベースとして必要なものです。

 

あなたの「経験」は、応募先の会社が変わろうとも基本的には変わらないはずです。

 

実際には完全に使いまわすことは難しいかもしれませんが、かなりの程度共通の内容でも機能するパーツです。

 

履歴書の技術・志望理由|幸せなサラリーマン講座理由

 

理由」は「その会社ならでは」の要素であり、最も個別対応が必要なパーツと言えます。

 

その会社や仕事と自分との接点を意識して説明することが必要です。

 

ただし、後付であまりに薄っぺらな理由では納得感は得られませんし、面接に進んでも突っ込まれると対応に窮することになります。

 

あなたがその会社に応募しようと思ったからには、そこに本当の動機や理由があるはずです。
可能な限りその「ホンネ」をベースにした理由付けをすることが、説得力を生むことになります。

 

履歴書の技術・志望理由|幸せなサラリーマン講座貢献

 

活かせる経験やスキルと、応募の理由が明確になれば、自ずと貢献できる内容は定まるはずです。

 

採用企業側のメリットを意識して表現しましょう。

 


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