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難関資格でも会社は絶対辞めないこと

会社を辞めても意味が無い

 

私は社会保険労務士に合格し、その学習法について本を出版した経験もありますので、社会保険労務士試験の受験についての相談をこれまでかなりの方から受けてきました。

 

その中で非常に多かった質問・相談が、

 

なかなか合格できないので会社を辞めて受験勉強に専念しようと思いますがどうでしょうか?

 

というものです。

 

年に数回の試験があって1~2ヶ月程度の受験勉強で合格できたり、合格率が数十%というような資格であれば、そのために会社を辞めるという人はいないでしょう。

 

しかし、難関資格に分類されるような資格には付き物の話です。

 

結論から言えば、社会保険労務士試験の合格者としても、転職コンサルタントとしても、答えは

 

絶対にNO

 

です。

理由は大きく分けると2つあります。

 

1つは、難関資格はいつ合格できるかわからないからです。

 

社会保険労務士は試験が年に1回で、うまくいけば1回の受験で合格できる可能性がある、難関資格と言われるものの中では比較的取りやすい資格です。

 

それでも、合格者の平均が3年と言われており、5年かかった人もいればそれでも合格できずにいる人もたくさんいます。

 

まして、もっと難易度の高い資格では、いつ資格が取れるか誰にもわからないのです。

 

会社を辞めて1年も経てば、立派な「長期失業者」です。

 

もし2年経っても3年経っても合格できなかった時、資格を諦めて就職しようと思っても、ブランクが長いことで採用は非常に難しくなっているでしょう。

 

いや、仮に合格を勝ち取ったとしても、数年のブランクになればやはり就職は相当厳しいものになります。

 

(資格で独立するなら就職は不要ですが、独立してもすぐに稼げるわけではないので、いずれにしても大変です)

 

実際、私が転職コンサルティングを行なった受講者の中にも、会社を辞めて公認会計士の受験に専念したものの、挫折して再就職に苦労されていた方が2名ほどいました。

 

大型資格になる程「賭けてみる」気持ちになりがちですが、難易度とリスクを考えれば、大型資格を受験する人ほど会社を辞めることに慎重になる必要があると言えます。

 

 

もう1つの理由は、ほとんどの場合、会社を辞めて受験勉強に専念しても合格可能性は上がらないからです。

 

社会保険労務士について言えば、ゼロから約1,000時間の勉強時間が確保できれば合格が可能と言われます。

 

実際、私の場合は約950時間(8ヶ月)で合格することができました。

 

1年かけて勉強するなら、1日平均3時間未満でも合格可能であり、たとえば土日各6時間なら平日は1.5時間、土日各8時間なら平日は1時間弱で足りることになります。

 

会社を辞める必要あります??

 

受験のためにわざわざ会社を辞めたのなら、少なくとも1日8時間くらいは勉強したいところですが、その場合1年で3,000時間近く確保できることになります。

 

合格可能となる勉強時間の3倍を確保しても、その時間が3倍の成果を生むことはまずありません。

 

それだけの長時間を同じ集中力で勉強することは不可能なので、机に向かっていたとしても実質的な学習時間は大幅に短くなります。

 

また、そもそも仕事から開放された状態で気持ちを緩ませずに1年間受験勉強を継続するというのは、実は非常に難しいことだと思います。

 

その一方で、収入はなくなり、確実に合格しなければならないという強い精神的プレッシャーを背負い込むことになります。

 

そうした状況下での受験勉強は、一見恵まれているようでいて、実は大きな代償を支払うものなのです。

 

 

上の話をまとめると、

 

  • 資格試験は、1回で合格できる可能性もあれば、3年、5年経っても合格できない可能性もあり、それがいつかはわからない。
  • 会社を辞めてもやはり資格がすぐに取れるという保証はなく、その一方で確実に収入はなくなり、再就職の見通しも立たない。

 

となります。

 

ここでは社会保険労務士のお話をしましたが、この考え方はかなりの数の資格に当てはまるはずです。

 

安易に会社を辞めずに、仕事と収入を確保した状態で受験勉強に取り組みましょう。


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