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条件交渉の具体的な流れ

内定獲得から入社判断までの流れ

 

内定獲得から入社判断までの流れを簡略化すると、下図のようになります。

 

交渉・流れ|幸せなサラリーマン講座

 

1.内定獲得

 

内定通知はまず電話で連絡されるケースが多いですが、メールや郵送によるケースもあります。

 

内定をすぐに受諾することは避け、「入社には前向きである」ことを明確にした上で、「若干の猶予をもらう必要性」を伝えましょう。

 

伝え方のサンプルは、「初めて内定を獲得した時の対応」を参照のこと。

 

2.正式回答期限の設定

 

正式な返事の猶予は、1週間待ってくれれば御の字で、そこまで待ってくれないケースが多いでしょう。

 

あまり無理を言えば「脈なし」と判断されて内定を取り消される可能性があるので、先方の指示に従うのがベターです。

 

期限はあいまいにしておくよりも、「○月☓日までに」のように、確実に待ってもらえる期限を明確にしておく方が良いでしょう。

 

3.諸条件の確認

 

回答期限が決まったら、その間にできるだけのことをする必要があります。

 

やるべきことは、大きく分けて次の3つです。

 

採用条件の確認

仕事の中身や給与の額を始めとする採用の諸条件を、納得のいくまで確認します。
詳しい確認事項は、「チェックすべき雇用条件」のページでお話します。

会社情報の収集

採用の条件が希望に合っていても、長く安心して勤められる会社なのかどうかを見極めるため、可能な限りの情報収集を行います。
その方法については「内定企業の情報を収集する」のページでお話します。

他の会社の調整

他に選考中の会社があり、そこが内定企業以上に魅力のある会社である場合などは、内定企業と天秤にかけて対応を考慮する必要があります。
詳しくは、「複数の会社のさばき方」のページでお話します。

 

4.条件改善の交渉/入社判断

 

上記の「3.諸条件の確認」で、内定企業の条件が希望を満たし、特別な問題もなく、入社するに申し分のない会社と判断できた場合、内定を受諾します。
おめでとうございます!

 

しかし、残念ながら条件が希望に満たない、あるいは大きな問題がある場合は、そのままでは入社対象にはなり得ません。

 

問題点が給与の額のように交渉次第で解決する可能性のあるものであれば、受け入れられるラインまで譲歩してもらえないか交渉します。

 

【交渉サンプル】

面接の際には提示頂いた条件で問題無いと申し上げましたが、冷静に検討してみて、住宅ローンや子供3人の教育費用などを考えると、年収ベースで500万円以上はないと生活が難しくなりますし、家族の同意も得られません。

 

御社の仕事には大きな魅力を感じていますので、ぜひお世話になりたいのですが、条件を見直して頂くことはできないでしょうか?

 

交渉の結果、希望の条件をクリアできれば内定を受諾し、クリアできなければ入社を辞退すれば良いことになります。

 

もちろん、その判断には他社の動向も関わりますので、内定企業が一定の条件をクリアしていても内定を辞退する可能性はあります。